委員長 大石 慶太郎
よりよいまちを創るには、市政に無関心な方も含め多くの市民を巻き込むことが欠かせません。現在、長岡市では市民と行政が連携して課題に取り組む市民協働によるまちづくりを掲げ、条例やインフラ等の整備が進められています。社団法人長岡青年会議所(以下、「長岡JC」とする)は、これまでも市民や行政と連携した活動に取り組んで参りました。長岡JCは今後も連携を通し地域一体となり、まちづくり活動に取り組むことが必要です。
本年4月、中心市街地で公共機関が集積する長岡駅前にシティホールプラザ「アオーレ長岡」が竣工し、様々な世代が集う交流の場、市民協働の場としての基幹的役割を担います。長岡JCは基幹であるこの施設で市民が交流を育み、活動を通して新たなコミュニティを構築する契機となる例会及びオープニングイベントを行います。その過程には長岡JCメンバーも一市民として参加し、行政や他団体などと共に何が地域の課題であるのか、解決に何ができるのかを議論します。そして課題解決に向けた市民同士や行政、他団体との交流、また各自の役割を果たしていく中で、コミュニティの絆を強め、地域に関心と誇りを持ち、永続して地域課題の解決に取り組むまちに成長することを目指します。また長岡JCには復興祈願花火フェニックスへの協力など既に市民協働を担っている活動があります。新潟県中越地震時の支援への感謝と復興を願い、10年を目途に開始した期間が残り3年となる中、長岡JCはその後の時代を見据え、これまでの市民との関わり方について検証を行います。その上で今後の長岡JCが行うべき活動の指針を検討致します。
本年度まちづくり委員会は、誇れる長岡の創造に向け、市民一人ひとりが市民協働を通じて地域一体となり、まちの魅力が増していく中で地域課題の解決に取り組む社会を目指してまちづくり活動に取り組んで参ります。