委員長 阿部 宣宏
社団法人長岡青年会議所は1954年の創立以来、各年代における社会的背景や問題に対して、「明るい豊かな社会の創造」を目指し次代を担う青少年の健全育成に尽力して参りました。その取り組みは、諸先輩の強い想いと共に脈々と受け継がれ、度重なる困難を克服し、長岡発展の礎となる人材育成へと寄与して参りました。今後も希望に満ちたよりよい故郷長岡の創造に向けて、青少年の健全育成に取り組むことが我々の責務と考えます。
全国各地で大規模な自然災害が相次いだ昨年、暗い話題の多い中、なでしこジャパンのワールドカップ優勝は「夢」や「感動」と「勇気」、そして「笑顔」をもたらしてくれました。スポーツは夢や目標をもつことができ、それを達することで日常では得がたい感動を味わえ、周りと一体となることで共感を与えることができます。さらに、身体的成長だけでなく、社会生活で必要な資質や能力である自立性、忍耐力、コミュニケーション能力等の精神的な成長が望めます。その実践の場の創出、そして支え導くことは我々大人が担うべき役割であり、それを認識してこそ真の青少年健全育成に通ずるものと考えます。今年は4年に一度のオリンピックの開催、2012北信越かがやき総体があり、長岡でもスポーツへの関心が高まることが期待されます。この貴重な機会を活かし、大人として親として青少年に対する責任と役割を自覚し、青少年共々スポーツを通じた活動をすることにより規範意識を醸成すると共に喜びや感動を共有し、青少年の健全育成を目指し活動して参ります。
長岡青少年育成委員会では、本年度の活動を通じて、青少年の身体的精神的な成長を図るだけでなく、大人である我々メンバーも自己の資質と能力を高めるべく、事業に邁進して参ります。