トップ > 2013年度 一般社団法人長岡青年会議所 青少年育成委員会事業計画

青少年育成委員会事業計画

青少年育成委員会集合写真

委員長 諏方 浩二

1.基本方針

 我が国は物質的に豊かで便利な社会を形成する中で、次第に機能や効率が優先されてきました。その様子はまさに「大人の都合社会」と言え、結果利己主義を蔓延させたことは社会全体の規範意識の欠落を生んだ要因であると考えます。取り分け、昨今の子どもたちを取り巻く問題は顕著になり、見過ごすことの出来ない状況にあると言えます。まずは私たち大人が、子どもたちと真摯な姿で向き合い、未来に夢や希望を持ち、豊かな社会性と創造性を備えた自立できる子どもの育成に努める必要があります。

 今日、悪質ないじめや凶悪な犯罪など子どもたちが関わる事件が後を絶ちません。特にいじめを苦にした子どもの自殺問題では、耳を塞ぎたくなるような命を軽視した言動や行動が報道されています。事件や犯罪に関わった子どもの多くは、罪悪感や自尊心が乏しく刹那的に事件を引き起こしています。本来そこには、共に問題と向き合い寄り添うはずの親や大人が、利己主義で身勝手な態度を示す目に余る現状があります。今一度、日本人が持つ崇高な精神性や道徳心を呼び覚まし、子どもたちに伝えていくことで、自尊心を育むと共に、他者を尊重し共存する心を養える機会を設けます。また、少子化による人口減少といった社会情勢には、若年層のニートやフリーター問題が大きく関係しています。自分の将来に夢や希望を抱けず目的意識が希薄なまま将来の選択を先送りすることは、若い力が社会に生かされない状況に繋がる重要な問題と言えます。これからの職業観を養う世代に、仕事に触れ実体験を通し働くことの喜びや感動、達成感を感じていただき、将来に対する自分の可能性を見出すことで夢や希望を持っていただくきっかけとなる場を設営します。

 本年度青少年育成委員会では、大人としての自覚と責任感を持ち、未来の宝である子どもたちが、かけがえのない一人の人として、社会を創る一人の人として、自分たちの足でたくましく未来を切り拓いて行くための「道しるべ」となる活動を展開してまいります。

2.事業計画

(1)会員拡大
諸先輩方から受け継がれてきた歴史と自らの経験、そして青年会議所運動の意義を真摯に伝え、我々の情熱を感じていただくことで、3名以上の会員拡大を行います。
(2)担当例会(7月)
「命の大切さ」をテーマとした例会を設営致します。
(3)担当事業(5月、9月)
職業観を養う世代に、働くことの喜びや達成感を感じていただく事業を設営致します。
(4)担当例会(10月)
子どもたちが将来に向け夢や希望を抱ける例会を設営致します。

3.年間スケジュール

青少年育成委員会年間スケジュール