委員長 西山 和里
一般社団法人長岡青年会議所(以下、「長岡JC」とする)の活動の本質は地域の「まちづくり活動」であります。昨今、長岡市は中心市街地の活性化やインフラ整備を進めており、ハード面を推し進めることはできていますが、あくまでまちを創るのは市民であり、地域に住む市民一人ひとりが主体となりまちについて考え、郷土愛が溢れるまちの創造に向け歩み続けていく必要があると考えます。
我がまち長岡には、「常在戦場」や「米百俵の精神」の言葉に代表される誇りある心のたからがあり、それにより長岡の魅力ある歴史、文化、産業などの地域のたからが生まれました。その精神性は現在でも長岡の市民に根強く残っております。この地域のたからをまずは永きにわたり地域のまちづくり活動を行ってきた長岡JCメンバーが主体となり学び、郷土長岡への愛情がより深まることで、長岡の魅力を自らが語れるようになります。更には市民・行政・諸団体ともお互いの持ち味を生かし、市民協働のもと魅力ある長岡を今まで以上に発信致します。そして、一人でも多くの市民がまちにより関心を持つことでまちへの愛情が芽生え、その強い気持ちが更なるまちの発展に繋がります。また、長岡JCが発足時から携わっている復興祈願花火フェニックスの打ち上げも今年で9年目を迎えます。節目となる10年に向けて、これまで以上に長岡JCメンバーが「みんなであげようフェニックス」の意義や目的を理解し、市民とともに活動することで市民協働運動へと繋げてまいります。
本年度まちづくり委員会では、一年を通し強い探求心を持って「地域のたから」を学ぶことで「長岡愛」を育み、郷土長岡の魅力を発信する過程で、市民一人ひとりが「このまちに暮らせて本当に良かった」と心から想える活動を展開致します。