トップ > 2014年度 一般社団法人長岡青年会議所 灯籠委員会事業計画
灯籠委員会事業計画

委員長 難波 俊輔
1.基本方針
現代の日本人は終戦を境に歴史観や国家観が希薄になったことによって、自国への誇りを持てなくなっていると感じます。また、戦争という史実も、空襲を受けたまち長岡の市民でさえ、時間の経過とともに関心が薄れていくと考えます。自国への誇りを持ち、長岡にとって忘れてはならない「8月1日」を風化させずに次の世代に伝えていくことは、一般社団法人長岡青年会議所(以下、「長岡JC」とする)の使命であると考えます。
まず、柿川灯籠流しを執り行ってきた私たち長岡JCメンバーだからこそ、それぞれのしっかりとした歴史認識を持ち、自国への誇りを持つ必要があります。かつて日本人が持っていた崇高な精神性はどのような道を辿り、どのように変化してしまったのか。近現代史を様々な角度から見つめ直すことで、自国への誇りを取り戻すことができる例会を設営致します。そして、私たち長岡JCが30年に亘り継続してきた柿川灯籠流しを通じて、戦災殉難者への慰霊の想い、戦後復興に尽力された先人たちへの感謝、恒久平和への願いをより広く多くの市民に伝えられるよう執り行います。さらに、これまで行政や各諸団体でもそれぞれの想いで慰霊行事を執り行って参りましたが、昨年「8月1日」の在り方についてまちが一体となったかたちの実現を目指し、はじめて一堂に会した成果として、長岡まつりにおける「8月1日」の位置付けが再度検証されることになりました。戦後70年を翌年に控えた今こそ節目と捉え、行政や各諸団体との更なる連携強化を図り、広く多くの市民に向けて発信して参ります。
本年度灯籠委員会では、一年間の活動を通じ、長岡JCメンバーがそれぞれのしっかりとした歴史認識を持つことで自国に誇りを持ち、市民と一体となって恒久平和への願いを未来へ繋げることを目指して参ります。
2.事業計画
- (1)会員拡大
- 長岡JCが行ってきた柿川灯籠流しや様々な活動の内容、意義を新入会員候補者にしっかりと伝え、語り合うことで共感していただき、三名以上の会員拡大を行います。
- (2)京都会議(1月)
- 京都会議に参加することで、本年度の公益社団法人日本青年会議所の運動の方向性を確認します。
また長岡JCが一年のスタートを切るにあたり、LOMの結束を高められるよう設営致します。
- (3)担当例会(6月)
- 近現代史を様々な角度から見つめ直すことで、自国への誇りを取り戻すことができる例会を設営致します。
- (4)柿川灯籠流し事前清掃(7月)
- 柿川灯籠流しに参加していただく市民の方々から安全に灯籠を流していただけるように、慰霊の想いを込めて柿川の事前清掃を設営致します。
- (5)第31回柿川灯籠流し(8月)
- 30年に亘り継続してきた柿川灯籠流しを通じて、戦災殉難者への慰霊の想い、戦後復興に尽力された先人たちへの感謝、恒久平和への願いをより広く多くの市民に伝えられるよう執り行います。
また、入会2年目のメンバーから灯籠委員会に出向していただくことで長岡まつりの本質を認識し、長岡JCのメンバーとして「8月1日」を風化させず次の世代へ伝えていけるよう育成致します。
- (6)忘年会(12月)
- メンバーが一年間の活動によって得られた想いを分かち合うとともに、長岡JCでご活躍されてきたご卒業生への感謝を伝えることのできる場を設営致します。
- (7)「8月1日」の在り方の検討(通年)
- 戦後70年を翌年に控えた今こそ節目と捉え、行政や各諸団体との更なる連携強化を図り、広く多くの市民に向けて発信して参ります。
3.年間スケジュール