ホーム > 2015年度一般社団法人長岡青年会議所 灯籠委員会事業計画

灯籠委員会事業計画

委員長 井上 賢太
灯籠委員会

1.基本方針

 私たちの住む郷土長岡は、長岡空襲から70年の時を経て、まち並みは綺麗にインフラ整備され、平穏な日常生活において平和の大切さを実感する機会が減少しています。我々一般社団法人長岡青年会議所(以下、「長岡JC」とする)は、長岡空襲を受けた「8月1日」の史実を風化させず、体験された方々の想いを語り継ぎ、これからの時代を担う若い世代へ広く伝播する必要があります。
 まずは、県内唯一の空襲を受けたまち長岡で住み暮らす我々大人が、二度と悲しい歴史を繰り返さないために、改めて「8月1日」の悲惨な史実を学び、長岡空襲を体験された方々の想いを継承することで平和への意識を醸成します。そして、これからの時代を担う子供たちが平和への関心を薄れさせる事無く、新たな未来を描くために、一人ひとりの命の尊さと先人たちが築き上げてこられた平和を継続していく大切さを伝播します。さらに、「戦後70年」を迎える本年を、長岡空襲を伝える節目の年と捉え、各種関係諸団体と連携強化を図ることで、様々な検証を行ってきた「まちが一体となったかたち」を実現するために、慰霊事業や平和関連事業に長岡JCとして率先して参画し多くの市民へ向けて発信します。また、長岡空襲により多くの方々の尊い命が奪われた「8月1日」には、戦災殉難者への慰霊と弛まぬ努力でまちの復興にご尽力された先人への感謝の想いを持ち、恒久平和への祈りを込めて灯籠を流していただくために、より多くの市民と共に第32回柿川灯籠流しを執り行います。
 本年度灯籠委員会では、一年間の活動を通じて戦災都市で恒久平和を希求する青年として長岡空襲を体験された方々の想いを受け継ぎ、大人から子供へ、親から子へと継承の輪を紡ぐことができる語りべとなるべく活動してまいります。

2.事業計画

(1)会員拡大
長岡JCの歴史と柿川灯籠流しや様々な活動の意義や目的を伝え、入会候補者と未来を語り合い5名以上の会員拡大を行います。
(2)新年会の設営(1月)
2015年度、長岡JC創立60周年の節目となる門出に際し、メンバー同士の結束力を高め、ご来賓や特別会員の皆様から一年間の活動へのご理解とご協力が得られるように、厳粛かつ盛大に設営いたします。
(3)担当例会(5月)
「尊い命」をテーマとした恒久平和に繋がる例会を設営いたします。
(4)柿川清掃事業(7月)
8月1日の柿川灯籠流しに参加していただく方々が、安全に灯籠を流していただけるように慰霊の気持ちを込めて、事前に事業会場の清掃を実施いたします。
(5)第32回柿川灯籠流し事業(8月)
柿川灯籠流しに参加される方々が戦災殉難者へ慰霊の想いと先人への感謝、そして恒久平和への願いを込めて灯籠を流せるよう第32回灯籠流し事業を設営します。
(6)担当納涼例会(8月)
長岡JC活動の一つの節目として、メンバーが楽しく共に労をねぎらい合える設営をいたします。
(7)第64回全国大会東北八戸大会(9月)
公益社団法人日本青年会議所の一年間の活動の集大成を全国のJCメンバーと共に共有し、出向しているメンバーの活躍に接することで連携意識を高めます。また、卒業生の卒業式を盛大に盛り上げメンバー同士の絆を深めていただける設営をいたします。

3.年間スケジュール